乾燥させたリーパオの蔓

他の木に巻き付くリーパオ

若いリーパオを編んだもの(水指部分)



■ ヤン・リーパオ(Yan・Lipao)は、タイ南部熱帯雨林に自生するシダ系ツル植物です。
近年その収穫量は著しく減少しており、稀少な素材となっております。
製品には、この表皮のみを木綿糸或いはそれ以下の細さに裂いたものを素材として使用しております。

その技術は17世紀頃から始まり、19世紀にはタイ王室皇族を中心として
高級工芸品として開花し、現在では王室から各国元首、要人への贈りものとされております。


近年、シリキッド王妃のサポートで、技術伝承者の減少をくい止めるべく、若い技術者の育成に力が入れられておりますが、高度な技術は一子相伝に近く、製作者の増加には繋がっておりません。
hechiでは、一般市場で見ることの出来る製品とは異なり、タイ国内にあっても
入手困難となっている高等技術保持者による製品をすべてオリジナルデザインで手掛けております。
手作りのため、同じものは二つとなく、完成までに一人が数か月の時間を要するものもあり、一つ一つ心をこめて作り上げられております。

※当社で扱う商品は現地で展開されている既成のものではなく、hechi オリジナルデザイに基づき制作しております。
尚、商品に使用しておりますヤン・リーパオは、全て天然色のため 商品により多少の色の違いがございます。